上部消化器内視鏡検査(胃カメラ)の流れについて
検査の予約について
- 症状があっても、検査を受けた方がいいか相談してから決めたい方、初めて検査を受ける方で検査について聞いてから受けたい方などは、事前に診察をして検査を予約します。
- 症状があって胃カメラを過去に受けたことがある方、経過観察が目的の方、自覚症状がなく検診や人間ドックを希望される方は、事前に電話での予約が可能です。
(事前に診察がない場合は、当日問診をしますので検査開始時間の30分前に受診して下さい) - 当日、症状があり検査をご希望される場合は、当日の予約状況にもよりますが、食事を摂っていなければ検査は可能です。
検査前日・当日の注意点
- 前日 21時までに食事をすませ、以降は水分摂取のみとして下さい。
※食事は、なるべく繊維の多いものは避けるようにし、飲酒は控えて下さい。 - 当日 朝は食事を摂らずに、水分はお茶や水にして頂き、乳製品(牛乳やヨーグルト)は摂らないようにして下さい。
- 定期で内服している薬は、朝7時までに内服して下さい。
※当日、食事を摂られた場合は検査が出来ませんのでご注意下さい。
当日検査の流れ
- 受診後に問診、同意書の記入をして頂きます。(事前に受診され予約された方は直接検査にご案内します)
- 胃の中の泡を消す水薬を飲んで頂きます。
- 鼻の中の通りをよくする薬を両鼻腔に噴霧します。
※検査は片方の鼻腔から行いますが、鼻腔の通りに左右差がある場合があるため、両鼻腔に噴霧します。 - 鼻腔に麻酔をし、柔らかいチューブを挿入し鼻腔の通りを確認します。
※鼻腔が狭く、カメラが通らない場合は喉に麻酔をし、経口に切り替えます - 鎮静剤を使用し、緊張をとり楽に検査を開始します。
※1鎮静剤を使用すると、当日は乗り物の運転を控えて頂きます
※2鎮静剤を希望されない方は、使用せずに検査することも可能です - 鼻腔からカメラを挿入し、食道、胃、十二指腸を観察します。
異常がある場合は、一部組織を採取(生検)します。
検査時間は通常5~10分程度です。 - 検査後は、リカバリールームに移動10分~30分間、休んでいただきます。
- 診察室で、検査結果を画像をお見せしながら説明します。
- 会計をして頂き、終了となります。
- 検査終了後30分したら、飲水を開始し、むせ込みがないことを確認して下さい。
飲水に問題なければ、1時間後に食事をすることが可能です。
組織を採った方(生検)は、当日は飲酒はせず、刺激物は避け、消化のいいものを摂るようにして下さい。