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胆石症

食事の脂肪は、消化管に入ると十二指腸で脂肪の分解を助ける肝臓で作られた胆汁と混ざります。
胆のうは一時的に胆汁を貯めておき、脂肪の多い食事を摂ったとき、胆のうが収縮して胆汁を胆管を通して十二指腸に排出します。

なぜなるのか?

胆石症とは、胆のうや胆管に結石ができたものです。
脂肪の多い食事を続けると、胆汁中のコレステロールの割合が増加しコレステロール結石となります。
コレステロール結石は胆石の多くを占めています。
また胆汁に細菌性感染が起きるとビリルビンカルシウム結石となります。

どんな症状?

胆のうや胆管に結石ができると、ときに激しい痛み(胆石発作)、発熱、黄疸などの症状が現れることがあります。
胆石発作は、胆のうが収縮したときに結石が胆のうの出口に詰まってしまい起きる右上腹部や心窩部のあたりに強い痛みが起きる発作です。右肩に痛みを感じる(放散痛)こともあります。

治療しないとどうなるの?

胆のう結石により、細菌感染が起きると(胆のう炎)発熱、右上腹部や心窩部のあたりに痛みが起き、炎症が強い場合には緊急で手術をすることもあります。
胆管に結石ができ、胆汁の流れが滞り細菌感染が起きると(胆管炎)発熱、腹痛、黄疸などが起きます。胆管炎は血液中に細菌感染が広がりやすく、ショック状態になったり重篤な状態となることがあります。
そのため、早急な内視鏡治療や外科的治療が必要となります。

胆石症を疑った場合、採血や腹部超音波検査を行ったり、CTやMRI検査で診断を行います。

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