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風邪症状(咳、痰、発熱、喉の痛み、鼻水など)について

  1. 風邪症候群
    鼻腔から咽頭までの気道の急性炎症による症状をいいます。多くはウイルスによるものです。
    症状としては、喉の痛み、鼻水、発熱や倦怠感なども引き起こします。根本治療はなく、咳止めや去痰剤、抗炎症剤などの対症療法となります。
  2. 急性気管支炎
    鼻腔から咽頭までの上気道の炎症が徐々に気管から気管支まで広がることで引き起こされます。気管支炎を起こすと、咳と痰がひどくなります。ウイルス感染に対しては対症療法となりますが、細菌感染を合併していると、抗菌薬が必要となることもあります。
  3. 肺炎
    炎症が肺にまで広がることで引き起こされます。症状としては発熱、咳、痰、全身倦怠感を引き起こします。高齢な人では、肺炎を起しても、症状をはっきりと示さないことがあります。
    肺炎は診察所見、胸部エックス線画像、血液検査で診断します。肺炎球菌やマイコプラズマ肺炎などは微生物による場合で軽症であれば、抗菌薬を飲んでもらい、外来への通院で治療します。呼吸状態などから重症と判断した場合には、入院が必要となります。肺炎球菌による肺炎の予防は、肺炎球菌ワクチンを接種しておくことが、予防につながります。
  4. インフルエンザ
    インフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気です。インフルエンザに感染すると、1~5日の潜伏期間の後、38℃以上の高熱や筋肉痛などの全身症状が現れます。
    風邪よりも急激に発症し、症状が重いことが特徴です。
    健康な人であれば、その症状が3~7日間続いた後、治癒に向かいます。重症化すると脳炎や心不全になる場合もあります。インフルエンザウイルスには強力な感染力があり、いったん流行すると、多くの人に短期間で感染が広がります。二次感染、合併症の予防のために、受診して検査を受け、早く治療を開始することが大切です。

 

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