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糖尿病

糖尿病とは

すい臓から分泌されるインスリンが十分に働くなり、血液中のブドウ糖(血糖)が多くなる病気です。
インスリンは血液中のブドウ糖を細胞に取り込むため、細胞の扉を開ける鍵の働きをします。糖尿病はインスリン分泌低下、またはインスリン抵抗性によって起こります。
インスリンの分泌が低下すると、細胞の扉を開ける鍵が少なくなり血液中にブドウ糖が多くなります。
インスリン抵抗性は、インスリンが血液中に十分あっても細胞の扉に問題があり、ブドウ糖を効率よく細胞に取り込めなくなり、血液中にブドウ糖が多くなります。

糖尿病の診断について

  1. 空腹時血糖(8時間以上絶食した状態で血糖値が一番低くなっている状態)
    100~109㎎/dl…正常高値
    110~125㎎/dl…境界型(糖尿病予備軍)
    126㎎/dl以上…糖尿病型
  2. HbA1c(ヘモグロビンA1cは約1~2か月の血糖値を反映)
    5.6~6.0%(NGSP)…正常
    6.0~6.5%(NGSP)…境界型(糖尿病予備軍)
    6.5%以上 (NGSP)…糖尿病型
  3. 75g経口ブドウ糖負荷試験2時間血糖値(75gOGTT2時間値)
    140㎎/dl以上…境界型(糖尿病予備軍)
    200㎎/dl以上…糖尿病型

判定基準について

  • 血糖値とHbA1cがともに糖尿病型→糖尿病
  • 血糖値のみ糖尿病型+糖尿病の典型症状、糖尿病網膜症のいずれかがある→糖尿病
  • 血糖値のみ糖尿病型+糖尿病の典型症状、糖尿病網膜症のいずれかがない→再検査
  • 再検査で血糖値とHbA1cがともに糖尿病型→糖尿病
  • 再検査で血糖値のみ糖尿病型→糖尿病
  • 再検査でHbA1cのみ糖尿病型→糖尿病
  • 再検査で血糖値とHbA1cがともに糖尿病型でない→糖尿病疑いで3~6か月後に血糖値・HbA1cを再検査
  • HbA1cのみ糖尿病型→再検査(血糖検査が必須)
  • 再検査で血糖値とHbA1cがともに糖尿病型→糖尿病
  • 再検査で血糖値のみ糖尿病型→糖尿病
  • 再検査でHbA1cのみ糖尿病型(HbA1cのみの検査では糖尿病と診断できない)→糖尿病疑いで3~6か月後に血糖値・HbA1cを再検査
  • 再検査で血糖値とHbA1cがともに糖尿病型でない→糖尿病疑いで3~6か月後に血糖値・HbA1cを再検査

原因について

糖尿病の原因は、発症要因から1型糖尿病と2型糖尿病に分けられます。

1型糖尿病は、自己免疫反応の異常やウイルス感染により、インスリンが分泌されるβ細胞が攻撃され、インスリンを出す機能が壊される自己免疫性と原因がはっきりしない特発性の2つがあります。

2型糖尿病は、日本人の糖尿病の約95%を占め、遺伝的要因と環境的要因があります。
遺伝的要因は、両親や親戚に糖尿病の方がいると、そうでない方より糖尿病の発症する可能性が高いことが知られています。
環境的要因は、ストレス・食べ過ぎ・運動不足・肥満といった生活習慣の影響のことを言います。
2型糖尿病は遺伝的要因に加えて環境的要因の影響により、インスリン分泌低下、インスリン抵抗性を引き起こし糖尿病を発症すると考えられています。

糖尿病以外の病気や薬の影響で血糖値が上昇し、糖尿病が発症することもあります。
妊娠により、胎盤からでるホルモンの影響でインスリンが効きにくくなり、食後の血糖値が上がりやすくなります。高血糖は多くの場合、出産後に戻りますが妊娠糖尿病になった方は将来糖尿病になりやすいといわれています。

症状について

糖尿病の症状は、血糖値が高く(高血糖)ならないと症状は現れません。
高血糖になると、のどが渇き飲水量が増える、尿の回数が増える、体重が減る、疲れやすくなる、などの症状が現れます。
さらに高血糖になると、意識障害に至ることもあります。
慢性的に高血糖の状態が続くと、3大合併症である糖尿病腎症、糖尿病網膜症、糖尿病神経障害を発症するリスクが高まります。
糖尿病腎症が進行すると、細小血管障害により腎臓が機能しなくなり人工透析が必要になります。
糖尿病網膜症が進行すると、細小血管障害により失明することもあります。
糖尿病神経障害が進行すると、細小血管障害により神経細胞に血液が届かないため神経障害が起こり、足が壊死し切断になることもあります。

治療について

糖尿病の治療は、1型糖尿病の方は、インスリンを作れなくなるため、インスリン注射による薬物療法が必要です。
2型糖尿病の方は、血糖コントロールの基本である食事、運動療法を行い、血糖値を見ながら飲み薬を使います。2型糖尿病の方でも、インスリンが不足しているとき、飲み薬で十分な血糖コントロールが得られない時は、インスリン注射を必要になることもあります。

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